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仮性近視とは

 読書やパソコン、ゲームなど長時間にわたり近くを見続けると、眼の中の毛様体筋という筋肉が異常に緊張し水晶体が厚くなります。この状態が続くと、水晶体が薄くならずに遠くが見えにくく、一時的な近視の状態=仮性近視になってしまいます。疲れ眼などで仮性近視になり、症状が軽く治る可能性のあるのが仮性近視です。
 子供の近視が増えていますが、一時的な近視である仮性近視か、本当の近視かを検査する必要があります。

仮性近視の検査

 学校の視力検査では教科書などの近くを見た後に検査をすると一時的な近視になった状態での検査になってしまうことがあります。また、緊張して視力が悪く計れてしまうこともあります。眼科で正確な検査をしてもらいましょう。

 そして、仮性近視かどうかを調べるために「雲霧法」や「目薬を使っての検査」を行います。雲霧法はピントのあわない眼鏡を20分位かけたあとに検査をする方法です。目薬による検査は調節を麻痺させる目薬を点眼して、調節ができない状態にして検査します。




仮性近視の視力回復

仮性近視だとわかった場合は、治る可能性があります。真性近視にならないように生活を見直してみましょう。長い時間のテレビやゲーム、パソコンは視力回復を望むなら時間を短くするなど、工夫しましょう。眼を休ませることです。

 ブルーベリーなどのサプリメントを摂ってみることもお勧めです。真性近視には効果はないそうです。

 また、眼科で仮性近視の治療に筋肉の緊張を緩和するための目薬を処方してくれることもあります。眼科の先生と相談しましょう。

 鍼治療を行うことにより、血流をよくして視力回復を図る方法もあります。

 その他、視力回復トレーニングもいろいろあります。早めに視力回復トレーニングを始めたほうがいいでしょう。マジカルアイなどの視力回復トレーニングを一人でやらせずに、親がいっしょにつきそって、トレーニングをするといいですね。

 裸眼で生活できることは、視力の悪い人からみれば、とてもすばらしいことです。せっかく仮性近視だったら、視力回復のためにその努力は惜しまずにすべきです。眼鏡やコンタクトレンズ、レーシックなどにかかわらずに生活できるなら、それにこしたことはありません。

 仮性近視の状態が続くと、真性近視になりやすいそうです。パソコンやゲームをするにも正しい姿勢で、休憩時間をとりながら、眼を大切にして下さいね。

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