マグネシウムと便秘
マグネシウムが体にいいらしいと初めて知ったのは、ドラッグストアで便秘薬を探していた時のこと。
『スラーリアslaria』という便秘薬が目に着いた。『水のチカラで便を腸から洗い出す！』と書いてある。便秘薬を選ぶ時は、いつも迷うが、今までこういうタイプの便秘薬は試したことがなかったので、買ってみようと思った。
酸化マグネシウムが含まれていて、腸内に水分が集められ、その力で便を洗いだすという。
しかし、この薬は私の便秘の場合、まったく、効果がなかった。 便秘の薬は、少ない量から飲み始めるが、最高の錠数を飲んでも、なんともなかった。
マグネシウムが便秘の薬に使われていると知った後、マグネシウムのサプリメントがあることを知った。 マグネシウムが便をやわらかくして、排便しやすくなるそうだ。
内科で、「便秘の薬を下さい」と先生に言ったら、
「どういう便秘？ 便が固くてでないのか、腸が動かないのか？」と聞かれた。
「腸が動かない」と答えたが、
「便が固い」と言えば、このマグネシウムを含んだ便秘薬を出してくれたのだろう。
この医者でもらった薬でも、便秘を解消できず、自分でいろいろと試した結果、マグネシウムと乳酸菌、オリゴ糖などを合わせて摂取することにより、徐々に便秘を解消することができた。
マグネシウムの効果
マグネシウムは便秘だけに効果的なのかと思っていたら、他にもさまざまな効果があるとわかった。
●カルシウムを有効に働かせる
●片頭痛に効果がある
●精神の安定の神経伝達物質の生成に必要
●抗ストレスホルモンを作り出す副腎皮質の機能を助ける働き
●血圧を下げる、中性脂肪や血糖を下げる働き
●月前症候群の緩和
●カルシウムと共に働き、骨の形成や筋肉の収縮に役立つ
●代謝に関係する酵素の活性化や、糖をエネルギーに変換するのでダイエットに効果的
●疲労回復
マグネシウムを含む食べ物
マグネシウムをたくさん含む食品としては、アーモンド、カシューナッツ、ゴマ、ヒジキなどの海藻類、魚、玄米、そば、豆類、バナナ、納豆、カキ、ほうれんそう、などの食べ物だ。
マグネシウムの１日の所要量は、300mg前後。
ほうれんそう100gで約70mg〜100mgのマグネシウムを含んでいます。
ほうれんそうのゴマあえ、バター炒め、ヒジキの煮物など、和食のメニューでマグネシウムを補えそうです。健康のため、食べ物から上手にマグネシウムを摂取しましょう。
マグネシウムのサプリメント
サプリメントは、いっしょに摂るとより一層効果がます相性のいいサプリメントがある。
マグネシウムの場合は、カルシウムがあげられる。
というのは、カルシウムが効果的に体内で働くためには、マグネシウムが必要なのです。
カルシウムが脳まで到達しないと、偏頭痛が起こりやすくなるが、マグネシウムを摂取することによりそれを防ぐことができます。
また、カルシウムは、骨や歯の形成や筋肉の収縮に役立つが、マグネシウムがあって初めて、カルシウムの効力を発揮することができます。
血圧を正常に維持するためにも、マグネシウムとカルシウムはともに仕事をしています。
マグネシウムとカルシウムは、協調して働くので、バランス良く摂取する必要があります。
マグネシウム１とカルシウム２の割合で摂取するのが、大切だと言われています。
といっても、どのように摂取すれば、その割合になるのか、わかりにくいですね。
ＤＨＣの「カルシウム／マグ（ハードカプセル）」は 最初から、カルシウム２：マグネシウム１のバランスで配合されているサプリメントです。 １日３粒摂取するうちの総重量1890mg（内容量1650mg）あたりカルシウム336mg、マグネシウム192mgを摂取することができます。
マグネシウム１日の必要所要量の約３分の２を摂取することができ、
カルシウム１日の必要量の約半分を摂取することができることになります。
便秘の方が、便をやわらかくするサプリとしても利用されるように、マグネシウムは過剰摂取すると下痢をすることがあります。 まずは、食品から摂るように心がけ、不足分をサプリメントで摂取するのがいいでしょう。
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