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家族葬の花祭壇
通夜の開始が夕方6時、私たちは4時半までに葬儀場へ行きました。
始めてみる花祭壇はとてもみごとでびっくりしました。 オプションでカメラマンをつけることもできるそうです。 今回はカメラマンはお願いしませんでしたが、葬式で写真を写してもいいとは知りませんでした。
花祭壇は故人の好きだったお花をいれたりしてデザインしてくださるそうですが、
母親は「葬式用の白い花ばかりでなく、赤い色の花も入れてください。」と希望を伝えてありました。
白い菊の花がなめらかなラインを作って並び、赤や黄色のランが混じっていました。遺影を囲んで、藤色の千鳥草のような花で飾られていました。
「こんなにりっぱに作っていただいて…」と母親も喜んで、葬儀屋さんに話していました。
最近では、大原麗子さんや飯島愛さんのセレモニーの花祭壇がとてもりっぱで記憶に残っています。
しかし、お葬式の価格自体が、中くらいのランクの葬式だったので、あまり花祭壇自体は期待していませんでした。打合せの時に、花祭壇の写真は見せていただいていました。
それが、その写真の花祭壇以上にとてもりっぱだったので、お花の好きだった父親も喜んでいることだろうと思いました。こういう花祭壇をデザインするフラワーデザイナーという仕事もあるんだと興味を持ちました。
花祭壇のいいところは、この祭壇のお花も棺桶の中に入れられることです。
棺桶の中はお花でいっぱいになります。 普通の白木の祭壇以上にお花に埋もれてあの世へと旅立てるでしょう。
また暗くなりがちなお葬式が、この花祭壇のおかげで、明るい雰囲気になります。
こんなたくさんのお花をデザイナーの方にデザインしていただくなんて、結婚式とお葬式の時位でしょう。結婚式だけでなく、お葬式もお花に覆われるなんて素敵なことです。
お通夜が終わった後に、みんなで祭壇の前で記念撮影をしました。お正月にみんなで集まると記念撮影をするのが父親は好きでした。 もしかしたら、棺桶からでてきていっしょに写っているのではないかと、ちょっとビクビクしましたが。
とても葬式とは思えないなごやかな記念撮影の写真ができあがりました。