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死亡診断書
父親の遺体は病室のベッドから、病院の出口に近い1階の霊安室に移された。
霊安室で待っていると、担当の先生が来て下さった。
死因は老衰であることなどを話して下さった。
そして、死亡診断書をもらったが、名前の字が戸籍と違うと母が言いだした。
戸籍と字が違うと、役所で死亡診断書を受け付けてもらえない。
父の名前は「隆」という字の「生」の上に「一」が入るのだ。
先生は「そんな字あるの?」と不思議そうだったが、すでに来ていた葬儀社の方が、旧字でそういう字があると言ってくださり、直してもらった。
私の主人の父親が亡くなった時は、病室からすぐに葬儀社の方が、車へと運んだ。霊安室に移ったり先生とお話することはなかったので、病院によって違うのだろう。
先生と看護師さん2名が拝んでくれた。お鈴(チーンと鳴らすもの)はあったが、お線香は置いてなかった。
父の遺体は、葬儀屋の車に乗せられ、私たちは自分達の車で後をついて行った。