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家族葬の範囲
葬儀屋の2階で葬儀の打合せが始まった。
母親、弟夫婦、私たち夫婦、父の妹夫婦、そして私の次男も同席していた。
夜遅かったが、私の息子には今後のためにもこういう場を体験させておきたかった。
まずは家族葬でやりたいということを伝えた。
というより、伯父が「まずはそれを伝えなければ」と母親に促すように言った。
家族葬といっても、列席するのは家族、親戚と親しい友人。
だが、会社関係などからの生花はどうするのか。
勤め先でどうしても来てしまう人がいるのではないか。
御近所の方々は知らせるのか、葬儀に来ていただくのか。
など家族葬でもどの範囲までのお葬式をするのかで悩みました。
結局、「生花はお受けしますが、葬儀に列席するのは御遠慮下さい」ということになりました。
父親とは面識のない方に来ていただいても… という母親の気持ちからです。
そして町内会や近隣にも、葬儀の連絡はするけれど「家族葬でするので弔問はご遠慮ください」と母親が連絡することに決まりました。
苗字があまりない苗字なので、「お葬式の知らせの立て看板も立てないで下さい」と母親は言いました。立て看板を見て、電話が来たり、一部の方が葬式に来て下さったりすると、対応に追われてしまいます。
葬儀屋さんは「家族葬にすると、後で弔問客が自宅に来ることになり、それに追われてかえってたいへんになると言われていますが…」と言いましたが、やはり母親は身内だけでやりたいと言いました。