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花粉症対策にべにふうき
『べにふうき』という言葉を聞いたことがあるだろうか。
甜茶は花粉症に効果があるお茶として、ずいぶん前から知っていた。
でも『べにふうき』という言葉は聞いたこともなかったし、お茶であることも知らなかった。
『べにふうき』は漢字で書くと、『紅富貴』
日本で紅茶を作ろうとして、昭和の初期にインドから種を持ち帰り、その何代目かに出来上がった紅茶の改良品種が『べにほまれ』
その『べにほまれ』と中国の紅茶である『ダージリン』を交配して作られたのが『べにふうき』とのこと。 紅茶用の品種だったのですね。
べにふうきは葉が肉厚で枝が横に広がるたくましい木。
でも日本では紅茶を積極的に生産しようとしなかったため、あまり広まらなかったようです。
しかし、紅茶ではなくて緑茶に加工した時に、花粉症に効果のある成分が含まれている事がわかりました。
花粉症に有効な成分とは、メチル化カテキンとストリクチニンという成分。
花粉症などのアレルギー疾患に罹ると、「lge抗体」というのが発生し、鼻水やくしゃみの原因である「ヒスタミン」という物質を放出します。 メチル化カテキンはこの「lge抗体」に直接作用します。
メチル化カテキンが含まれているお茶は数が少なく、べにふうきのお茶を飲むとすぐに違いを実感できるそうです。
また「ストリクチニン」も、アレルギー症状の原因となる抗体の発生を抑制する物質です。
メチル化カテキンは、緑茶に加工したべにふうきには含まれていますが、紅茶に加工すると、その酸化・発酵工程で消滅してしまいます。花粉症対策には緑茶で飲んでみたいものですが、緑茶として飲むと、やや渋みが強いそうです。
花粉症対策として知名度をあげてきた『べにふうき』ですが、微粉末タイプに加工されたお茶や、サプリメントとしても販売されています。
粉末タイプのべにふうきを飲んでみましたが、普通の日本茶とまったく変わらず、おいしくいただくことができました。ティーバックになったべにふうきもありますが、茶葉には飲んだ後も有効な成分が残ってしまうそうです。粉末の方が無駄なくすべていただくことができます。
日本茶と同じ感覚で飲むことができますので、花粉症の時期は日本茶の代わりにべにふうきのお茶を飲むといいかもしれません。
花粉症の薬に頼りたくないという子供には、サプリメントのべにふうきを試してみるのもいいでしょう。