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突然、茨城県袋田の滝へ行くことになりました。もちろん、日帰りで…
お父さんが仕事で前を通るたびに行ってみたかったけれど、行きそびれていたというのです。
大洗なら行ってみたいと思っていましたが、茨城県大子町は茨城県の一番北にある町です。
とにかく行ってみることにしました。
確かお父さんは車で2時間で行けるといったような気がするのですが、下道を行っているせいか、どこまで行っても平地で、滝というからには山がなければならないと思うのですが、行けども行けども平地です。 ちょっとうたた寝をしてしまい、「アッ」と気がついても、平地。
「山ってどこにあるの?」
山がなければ、滝はないでしょう。
千葉県も上半分は平地だと思っていましたが、茨城県も平たいです。
9時半に家をでて、なかなか着かないので、12時すぎにおそばでも食べることにしました。
途中目についた看板の そば道場 というお蕎麦屋さんに立ち寄りました。
そば打ちの体験もできるそうです。
お父さんは まいたけそば、私はやまめそばを注文しました。まいたけの天ぷらとざるそば、やまめのから揚げとざるそばといった感じです。おとうさんはまいたけの天ぷらがおいしいと感激していました。私もやまめのから揚げは始めて食べましたが、とてもおいしくいただけました。やまめはカラッと揚がっていて、軽くて、骨がつかえることもなくいただけました。おそばもおいしかったのですが、そばが少し緑がかっていました。後でテレビでやっていたのですが、採れたてのそばは緑がかるそうです。運転手のおとうさんには申し訳なかったのですが、焼酎のそば湯割りもいただきました(たまには私が飲んでもいいよね!)家の近所の蕎麦屋のそば湯割とはちょっと違って、さらっとしていてそば湯くさくなくてすっきりとしたそば湯割り焼酎でした。
おいしいお蕎麦とそば湯割りを思いもよらずにいただいて、あともう少しと袋田の滝へ向かいました。
やっと、袋田の滝の看板を見つけ、右折しました。真っ直ぐ行くと進入禁止の標識があり、Uターンして、「こっち、こっち」と合図をしているおばさんの言うとおりに車を駐車しました。 そこに車をおいて、歩いて袋田の滝へ向かいました。
途中でトンネルへ入る袋田観瀑施設利用券一人300円を払います。トンネルの長さは276メートル 昭和54年12月に完成されたそうです。
袋田の滝は巾73メートル、高さ120メートル、4段に落下することから四度の滝とも言われるそうです。
しばらくトンネル内を歩くと、エスカレーターがあります。エスカレーターに乗る前にも観瀑台があります。そこで見るとちょうど上から3番目の滝の目の前で見ることができ、迫力があります。
エスカレーターを乗って袋田の滝を見ると上の方まで見えます。この新観瀑台は、2008年(平成20年)9月13日午後1時にオープンしたそうです。こんな所にこんなりっぱな観瀑台を作るなんて設計した方、建設した方、やりがいのある仕事だっただろうなあとつくづく思いました。エスカレーターに乗る前の観瀑台より第1デッキは約44メートル、第2デッキは約48メートル、第3デッキは約51メートル上にあるので、より上から滝の全景を見ることができるようになりました。水戸光圀公や西行法師はこんな山の中までどうやって歩いてきて、どんな滝を見たのかと想像しました。 今はこんなに楽に感激を味わうことができるのに、当時はさぞかしたいへんなことだったでしょう。
2月初旬だというのに凍ってはいませんでした。凍るとアイスクライミングをする方もいるとか…
西行法師が四季折々一年に4度見にくる価値があると言ったことから四度の滝という説もあるそうです。
滝の横に吊橋がありました。そして、滝の横に沿って登っていく階段がありました。今度スニーカーを履いてきて登ってみたいです。でもちょっときつそう… 吊橋から見る滝もすてきでした。
歩いて車を停めてあった所まで行きました。おそばを食べた後だったので、車を停めさせてもらったお店で食べるわけにも行かず、結局駐車料金を取られることもありませんでした。
せっかくここまで来たので、大子温泉保養センターの森林の温泉へ行ってみました。3時過ぎから500円ということで、ちょうどいい時間に来ました。500円なんて安い!
平日のせいか、すいていました。内湯にはりんごがお湯に浮いていました。露天風呂は岩風呂が3つありました。 周りの木々が気持ちよくて、本当にストレス解消になります。 そんなに熱いお湯ではないのに、すごく温まりました。痛かった腰も大分楽になりました。
帰りの車の中でも体はほかほか。 透明でにおいがあるわけでもない温泉でしたが、本当に温まる温泉でした。
帰りはまた平地をただひたすら走って帰りました。今度はあの滝の横にある階段を登ってみたいです。まだ、登れるうちに…
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