ダイビング

犬と猫のバラ色風景

ダイビング体験記

   
  
  
初めて潜った私のダイビングのお話
今度ダイビングをする時は、もう一度体験ダイビングからやらなくっちゃ…
ダイビング自信喪失です
  
  
  サイパンに行くことが決まったが、ダイビングをやろうか迷っていました。
  ダイビングを昔からやっているおとうさんと趣味が同じなら 
  海が二人とも好きなので、これから先も旅先でいっしょにダイビングができるかなあ?
  と思ったり、でもダイビングはこわいなという不安もありました
  
  いろいろ インターネットでダイビングの事を調べましたが、
  鼻がつまってると耳抜きができないとか、
  もぐって耳から血がでたとか情報を得ると 耳や鼻がすごく気になりだしました。
  鼻がつまってるような気がしだし、以前から、右耳は体調が悪いと違和感を覚えて
  医者に行ったことがあるのも気になりだしました。
  
  思い切って耳鼻科に行きました。
  「鼻がつまってるような気がする」「臭いがあまり感じない」
  と 言いました。
  「軽いアレルギーですね。鼻の中の粘膜が軽く炎症を起こしてるからにおいもわからない」
  と 多分 たいしたことはない と思ってるような表情で言われました。
  ついでに
  「1週間後に初めてダイビングをする予定だけどこの鼻で潜れますか」
  と聞きました
  「潜ってみてください。鼻がつまってたら耳抜きができませんから、そしたらまた来て下さい」
  
  なんだか 医者に行って、よかったんだかなんだか分からない返事
  でも まあ ダイビングをしても大丈夫なのかな と思いました
  
  それから 耳抜きの方法をおとうさんに
  聞いたり、インターネットで調べたり…
  鼻をつまんでフンとやって 耳がキュッとなる感覚を何度もやったり 
  行く前に耳がおかしくなっちゃうんじゃないかと思うくらいやりました
  
  そしてサイパンで
  ホテル内にあるダイビングショップに前日予約しました。
   
       サイパングランドホテルの部屋から見た海
  
  そして いよいよ今日はダイビングをする日。
  緊張しながらも もうダイビングをやるしかないとホテルをでました。
  
  最初に白い紙を前にすわり、病気はないかとか、
  といった事項を記入する。 何もない 一応。
  
  おとうさんはショップの人と、2人でボートダイビングヘ。
  場所はアイスクリームと言う所。 エイを2匹見たそうだ。
  後で聞いた話では、最初の20分くらいはきれいだったが、
  他のグループがダイビングしてきてその後はちょっとにごってしまったそうだ。
  
  私は 佐藤さんというまだここへ来て1ケ月というおにいさんにダイビングを教えてもらう。 
  まずは器具の説明。真剣に聞く。
  
  空気を吸うときは ストローで吸うように。吐く時はふうせんをふくらますように。 
  レギュレターに水が入った時のやり方を二つ。 
    フッと息を吐く方法と
    吐く息が無いときは舌で穴を押さえて、手でレギュの前を2回シュッと押す。
  耳抜きの仕方。 等を教えてもらってから、海の浅い所へ。
  
  タンクを背負う。なんでこんなに重いの?
  サイパンで人気のグロットというケーブダイビングをする時は
  このタンクをしょって110段の階段を上り下りするという。
  みんな1度はケーブダイビングに行きたがるが、2度とは行きたがらないという。
  私は1度でも行きたくないし、絶対不可能だ。
  人のことはどうでもいいが、まず浅い所で練習。
   
  
  顔を水につけて息をしてみる。苦しい。
  口で吸って口で吐くのが苦しい。
  「じゃあ、もう一度やってみましょう」
  もう一度やってみる
  「どうですか」
  「苦しい」
  それを何回やっただろう。
  「じゃちょっとリラックスしてみましょう。手をぶらぶら〜〜〜」
  ここでやめちゃう人っているのかしら? やめたくなった
  佐藤さんに
  「心配になってきたでしょう」
  と 私から言った。
  
  それでも 佐藤さんはイヤな顔ひとつしないで、ホテルの部屋から
  「どうですか」
  「大分慣れてきたけど、う〜ん、もう少し」
  10回くらいやったかな? 
  それにしても1対1でよかった。
  他の人がいたら迷惑をかけてしまうことになった。
  やっとなんとか慣れた
  
  
  耳抜きの練習、マスクに水が入った時の抜き方、合図の仕方を実際にやってみる。
  その時は、耳抜きが必要な状態というのがよくわからなかったが。
  
  「じゃあ行きましょう」
  そのまま親指を進む方向に向けて、初めてのダイビングがとうとう始まった。
  
  水が澄んでいて、きれいだった。きれいなカラフルな魚がたくさんいた。
  水面近く、頭の上を細長いサヨリがたくさん泳いでいた。
  初めてする水中の体験。ダイビングにはまるかなと思った、その時は。
  
  佐藤さんが缶詰のソーセージをあけ、私に1本渡す。ソーセージ
  それをちぎって魚にあげる。魚がむらがって食べた。
  
  体が自分の行こうとしている方向と違う方向に行ってしまって、
  どうにもならず、佐藤さんにつかまったりした。
  20分くらいのダイビングはあっという間に終わった。
  初めてのダイビングをしても、全然疲れなかった。
  
  そして2回目のダイビングはどうしようかと迷った。
  おとうさんといっしょにボートダイビングをするというので
  もう1度思い切って  ボートダイビングに行ってみることにした。
  ボートで5分位の所、シュガードッグといわれている所に向かった。
  
  ロープを底まで下ろしてくれて、そのロープを伝って降りていく。
  でも なんだか 胸が苦しかった。 やっぱりやめておけばよかったと思った。
  口で吸って、口で吐いているので、胸が苦しい。
  
  水が少しにごっていた。1回目のほうが きれいだった。
  おとうさんははるか下にすでに潜っていたが、私は佐藤さんといっしょにゆっくりと潜った。
  少し潜っては耳抜きをして、やはり耳がおかしいという状態がよくわからないので、
  そういう状態になる前に耳抜きをしていたということなんだろう。
  海底近くまで行ったが、透明度が悪い。魚もあまりいない。
  
  そのうえ緊急事態発生。
  口の所に水が入ったと思った。教えられていた通り フッとやると、
  水をガブリと飲んでしまった。どうしたらいいのかよくわからなかった。
  自分がどういう状態なのかわからない。
  そばにいる佐藤さんは気がついていない。
  
  頭の上を見た。深いなと思った。上まで行くのに息が続くかな
  このまま死んじゃうのかなあと思った。 
  
  するとサッといっしょに潜っていたダイビングショップの社長が
  そばに来て、 私にレギュをくわえさせた。
  自分ではくわえているつもりだったのだが…
  吐く息がないときは 舌でおさえて、レギュを2回シュッと押すと教わったが
  落ちつかなくてはと思いながら、たぶん 舌でおさえて、フッと息を吐いたのだと思う。
  どうしたかよく覚えていないけど
  まだ そういう判断ができたからよかったと思う。
  それにまだその時は苦しくもなかった
  でもフッとやってみてさっきみたく水を飲んでしまうのではないかと不安だった。
  そしたら 息ができた! よかったあと思った。
  
  両手の親指を上へ向けて、あがりたいと意思表示をした。
  社長は 小さいホワイトボードみたいのをだして(緊急用に持っていたのだろう)
  マジックで書いた。 
  
  「上へ上がる前に呼吸をととのえて!」
  ゆっくりと呼吸をした。もう大丈夫と自分では思ったが、さらに社長は書いた
  「目をつぶってゆっくりと呼吸をして」
  3回くらい、繰り返した。
  上に上がると思っていたら、なんども耳抜きをしながら、下へ降りていった。
  社長が、社長の胸のひもみたいなのにつかまるように合図をした。
  魚にソーセージをあげた。
  
  きっと社長は このままあがってしまったら、
  ダイビングの悪い思い出のまま終わってしまうと思い、
  もう一度いい思い出で終われるチャンスをつくるように気をつかってくださったのだと思う。
  
  ロープをつたいながら ゆっくりと上っていった。
  私はまた耳抜きをしなければいけないと思い、何度もしてしまった。
  
       
  
  ボートにあがると「レギュがはずれていましたね」と言われた。
  初めてその時、はずれていたんだとわかった。
  「それから、今度潜る時は、上がってくるときは 耳抜きは必要ないです。」
  と耳のことを説明してくれた。
  
  今度潜る時は… もう潜らないだろうな とその時すぐ思った。
  
  おとうさんたちが上がってくるまで 船の上でしばらく待った。
  ゆらゆらとゆれて、ちょっと気持ち悪くなった。 
  こんなことになる人はいるのかと恥ずかしくて
  命の恩人の社長さんに満足にお礼も言えなかった
  
  私の始めてのダイビングは無事良かれ悪しかれ無事終わった。
  
  サイパン最後の日、
  ホテルの前のビーチで半日シュノーケルで遊んだ。
  もちろん岸から3mくらいまでの所で。
  そしたら気づいた。
  1回目の体験ダイビングでもぐった所はこんな近い所だったんだ。
  私がシュノーケリングで足がつくかつかない深さ
  私でもこれる所
  耳抜きなんてまったく必要ないような所で
  耳抜きを心配していたということか…^_^;
   
         
  
  
  
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