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喪主の挨拶
一体葬式のあいさつというのはどうしたらいいのだろうかと自分が万が一喪主になって挨拶しなければならない時のことを心配したことがあった。
人前で話すのが苦手な私には、悲しみの中、挨拶まで気が回らなくなりそうだ。
ところが、告別式の挨拶、献杯のあいさつなど例文が葬儀屋に用意されてあって、ホッとした。余計な心配をしていたようだ。
その例文に故人の人柄、想い出など簡単に付け加えればいいのだろう。
めったに経験することなどないのだから、こういう喪主のあいさつの例文は必要だ。
誰でもすぐにできるものではないだろう。
気がつくとすでに11時を過ぎていた。
外にでると雨がシトシトと降っていた。
叔母が言った。
「今日、天気予報で雨が降るって言ってたっけ?」
これが涙雨というものだと思った。
家に着くと夜中の1時近かった。